Vue3でVuetifyをインストールしよう

Vuetifyのインストール

Vueを使い始めてUIライブラリを探すと色々出てきますね。PrimeVue、BootstrapVue、Quasar、Buefyなど他にも選択肢はあります。今日はそのうちでも人気のVuetifyのインストールから基本的な使い方まで説明します。 Vue3の良いところ VueはReactと比べて初心者向けという位置づけで認識されがちです。しかし機能的にはReactに劣らず、書くコードの数も減ることがよくあります。個人的な意見になりますが、ReactのようにFacebookのような大企業のブランドがバックアップしていないというだけでマーケティングで負けてしまったように受けられます。 Vueは素晴らしいフレームワークで仕事でReactに縛られるという事がなければVueを使っていくべきだと思います。 なぜVuetify ①無料で使える Vuetifyはソースコードを公開しているオープンソースになります。MITライセンスなので安心して商用で使えます。必要があればソースコードをいじることもOKです。 ②フレキシブルなコンポーネント コンポーネントのカスタマイズがしやすいように作られているため個性を出しやすいです。また、Googleのマテリアルデザインをテーマに作成されているのでスッキリとした見た目でデザインができます。 ③ツールが豊富 FigmaのUIコンポーネントキットが使えます。(Figmaの使い方はこちら) Viteのビルドツールで作成されたVueにVuetifyを実装できます。 TypeScriptとJavaScriptの両方で使えます。 もし、わからに事があればDiscordのコミュニティに参加して質問ができる。などなど ViteでVueプロジェクトの作成 今回はVue CLIではなくViteを使います。Viteがスタンダードになってきているので是非使ってください。 yarnを使ってインストールする場合は次の記事を見てください。 アプリ名は自分の好きなものを付けてください。 ではプロジェクトフォルダに移動してライブラリをインストールします。 YarnでVuetifyをインストール yarnを使っている人は下記のコマンドで一発でVueとVuetifyがインストールできます。 このあとにプロジェクトフォルダに移動してテストサーバーを起動できます。 Vuetifyのインストール ではnpmを使ってVuetifyをインストールします。yarnを使わない人はこちらを使ってください。最初にも書いたようにViteでVueのプロジェクトを先に作成しておいてください。 Vuetifyの設定 では、VuetifyをインストールしたところでVue3で使えるように設定していきます。 ではsrc/main.jsを下記の様に上書きしましょう。 これで全部のコンポーネントをインポートしていますが、好みで必要なコンポーネントだけインポートすることも可能です。 ではテストサーバーを実行しておきましょう。 コンポーネントの使い方 ではsrc/App.vueにVuetifyのコンポーネントを入れてみます。 このようにグローバルでVuetifyのコンポーネントが使えるようになりました。 コンポーネントごとで使えるprosや設定が変わってくるので詳しくはドキュメンテーションを確認するようにしましょう。 スペーシング またスタイルを変更したい場合は下記の様にクラスを追加することでmarginやpaddingを変更することができます。 このようにma-5(マージン オール)のクラスを追加することで簡単にスタイルが変更することができましたね。 詳しいスペースの使い方です。 このma-5は下記の要素が結合したものです。 {property}{direction}-{size} propertyの箇所は: directionの箇所は: sizeの箇所は 4pxずつ増えていきます: Breakpoints(ブレイクポイント) Flexboxを使ったリスポンシブなクラスを設定することができます。 デバイス コード タイプ レンジ エキストラスモール xs モバイル < 600px … Read more

ReactのuseMemoを理解する

useMemo-React

ReactのStame Managementのシリーズでは、useStateを使った簡単な状態管理、useReducerを使った複雑な状態管理の仕方を学びました。 今日はその続きとして、React HookのuseMemoの使い方を紹介します。 これはVueのフレームワークを使ったことがある方ならweatch()メソッドと同じになると理解してもらってOKです。 では、前回行ったreuceメソッドを利用した例を見ていきます。 まずは、こちらのコードを見てください。 ここでnumbers配列の数字の合計値をブラウザに表示しているようにしています。ここで感がれられる問題があります。もし、数字の入っている配列が膨大な数である場合、コンポーネントがレンダーされるたびにreduceの関数が実行されてコンポーネントのレンダーに時間がかかることが想定されます。 そこでuseMemoを使って、dependency(依存するデータ)を教えてあげることができます。 この場合でいうと、numbersの配列が変わらない限り答えは同じになるのでそれを教えてあげるわけです。 useMemoはそこまで難しいコンセプトではないので今日はこれくらいで。

ReactのuseReducerを理解する

reactのuseReducerを理解する

前回の記事ではReactのuseStateの正しい使い方を説明しました。 今回はReact Hooksのうちの一つであるuseReducerの使い方を説明します。 reducerとは まずは、JavaScriptのreduceメソッドについておさらいしましょう。 reduceは英語で減らすという意味ですね。イメージとして、配列の複数データを操作して1つの値に減らすためのメソッドであると考えてください。 useReducerも同じようにState(状態)を管理できるメソッドになります。 配列の数字をループして加算したい場合はこのようにできます。 これで、ブラウザに合計の60が表示されました。 同じことをreduceメソッドを使って行ってみます。 reduceメソッドは2つのパラメータを受け取ります。 最初のパラメータは関数で、2つ目が初期値(スタートポイント)になります。 これで同じように合計値の60がブラウザに表示されました。 reduce()関数の最初に使う関数では①accumulatorと②currentValueがパラメータとして使えます。 accumulatorはaccumulate(蓄積する)という意味です。つまり、今までの数値を累積(足した)値になります。いわば、前回までの累積値といえます。 2番目に来るcurrentValueは現在の値です。このようにreduceメソッドでは前回までの累積値と現在の値をどうするか、指示することができます。 今回の場合は単純に配列の前回の値(0番目)と現在地(1番目)を足すという指示をしています。 その次に配列の前回の値(0と1番目の累積値)と現在地(2番目)を足す。これを繰り返しているだけです。 これでreduceメソッドの使い方が理解できましたね。 useReducer ReactのuseReducerは基本はこのようになります。 useReducerからは2つの値が返ってきます。それを慣例的にstateと、dispatchと名称を付けて取っておきます。 useReducerがreturn返す値 state:現在の状態。最初のレンダーでは、初期値のinitialArg、もしくはinit(initialArg)が返ってきます。 dispatch:どのようにコンポーネントを再レンダーし、stateを更新するか指示する関数 useReducer関数の引数について reducer:reducerでは、stateがどのようにアップデートされたいのか指示することができます。 initialArg:デフォルト値(データタイプに指定はありません。) init?:オプショナルの引数です。もしinitialArgに何かしらの関数を実行したい場合はここで指示できます。その場合はinit(initialArg)になります。もし空の場合は、initialArgはデフォルト値として渡されます。 useReducerの実例 では下記の実例を見てみましょう。 このようにinputへの入力と同時にstate.nameの状態が更新されコンポーネントが再度レンダーされました。 inputに入力されれるたびにonChangeのdispatchが発火されpayload(データ)が更新されます。dispatchはuseReducerのstateを更新する役目があるので、コンポーネントが更新されたわけですね。 次に、ボタンを作成して、state.namesにnameのデータを追加していきましょう。 …のスプレッド構文を使って、配列に現在のstateを残したまま、新しいデータを追加しています。 これで、データの入力時に今までのデータを付けるので”追加”できるようになります。 このようにuseReducerを使うことで複雑なstate(状態)の管理が可能になります。

ReactのuseStateを徹底的に理解する

ReactのuseStateを理解する

Reactを学び始めてからSPA(シングルページアプリケーション)の良さが理解できたところでState Management(状態管理)を学んでいる方、useStateが理解できない方、このコンセプトを理解することは、コンポーネントのレンダーにもかかわる重要な部分になります。 Reduxなどのライブラリを使う前にも理解しておきたいです。 State Management State Managementはデータを管理するフロントエンド側のデータ倉庫のようなものです。これらはReact Hookの機能のうちのひとつです。React Hook(フック)はコンポーネントがマウント(読み込み)されたときにフック(実装)される機能と考えてください。 では実際にReactアプリを作成してコードを書きながらStateManagementを理解していきましょう。Reactのプロジェクトの作成の仕方はこちらの記事を読んでください。 まずは、メインのコンポーネントになるsrc/App.jsxの中身を削除して下記のように記述しましょう。 useState()はreactのデフォルトで使えるStateManagementのメソッドになります。これをインポートして App()のコンポーネント内に定義しましょう。const [count, setCount] でuseStateメソッドの最初の値(データになる部分)をcountという名称にしました。 2番目の値useState[1]にあたる部分は、とsetCountという変数名にしました。慣習として2つ目に来るsetterはsetで始まる名称を付けることが通常になります。setterというのはstate(状態)が変わることを指示をする関数になります。 これで<div>内の{count}の部分がデフォルトの10として表示されます。 ではこの10に1の数字を足す関数を作ってみましょう。 まずは悪い例を紹介します。 ※これは悪い例です。 このボタンをクリックすると、addOne関数が発火されますが何も起きません。。。コンソールを見てみると下記の様なエラーが出ました。 constは再代入できない変数なのでエラーが出ました。 ではこのconst [count, setCount] = useState(10);をletに変えるとどうなるでしょうか? 。。。。。。 。。。。 何も起きません。 しかもエラーも出ません。 なぜでしょうか。 にletを使って変数の値が変えられたとしてもReact側では、state(状態)が変化されたことが察知されていないからです。 ReactのState Managementの推奨ルールとして、constを使う事が定義されています。それは、Reactがコンポーネントを再レンダーした際に新しい値をconstの変数に読み込むことになるからです。それ以外の時に変数が変わってしまってもReactは理解することができません。ですのでその問題を防ぐためにもconstを使うことをお勧めします。 状態の変化を理解する では状態の変化を理解するために、同じ問題を別のコードで再現してみます。 オリジナルのnewNumはそのまま32と表示されますが、上書きした方のmyNumは0に変更されたものが表示されました。 オブジェクトの場合 オブジェクトを上書きした場合は、元のオブジェクトまで変更されてしまいました。 これは、JavaScriptの特徴でプリミティブのデータ(String、Number、Booleanなど)の場合はデータのコピーを返し、Array(配列)やオブジェクトの場合はReference(参照)できるデータを返します。つまり、オリジナルのデータという事になります。 このコンセプトを理解することが重要になります。 ではすべてオブジェクトにしてしまえばよいのでは? そう思って、下記の様にオブジェクトにしたところ、Reactがcountの状態が変わったことを察知できなかったので実際にデータが変わったとしてもRe-render(画面の更新)が行われませんでした。 このようにコンソールには正しくcountの値が更新されていますが、Reactではレンダーされません。 そういう事なので、useState()のsetterを使ってuseState()で設定した値を更新すること必須であることが分かりました。 これは、useStateのsetterを使わないとReactがState Managementで管理しているデータの変化を察知できず、コンポーネントの再レンダーができないからです。 Setterを使ってstateを更新する では今までに学習したことをもとに、useStateについてくるSetter(useStateの2番目にあるメソッド)を使ってcountを更新します。 これでボタンを押したときに関数が変わり、Reactが最新の状態に合わせてレンダー(読み込み)してくれました。 prevStateを使った状態管理で解決できること 前回までに記載した現在の状態を操作するsetCount(count + … Read more

NuxtJSをUbuntu/PM2/Nginxでデプロイしよう

Nuxtをデプロイしよう

今日はNuxtで試しに作ってみたフロントエンドロードマップのウェブアプリをUbuntuサーバーからデプロイします。 先にVueのデプロイの記事を読んでnginxを使ったサーバーを構築しておきましょう。 ちなみにAWS、Heroku, Digital Oceanなどのサーバーを使う場合は今日のようにプロキシサーバーを設定せずにデプロイできる方法があるそうなので見ておいてください。しかし、今日のNginxの設定はとても良い練習になるのでどのサーバーでも活用してみてください。 準備すること Nuxtビルドのチョイス Nuxtアプリをデプロイするにあたり、2つの方法があります。デフォルトはSSR:サーバーサイドレンダリングされる方法で設定されています。もう一つのnpm run generateのコマンドでstaticの静的サイトとしてビルドしたい場合はNuxtのコンフィグに下記のラインを追加しましょう。静的サイトの場合は普通のHTMLファイルのようにそのままデプロイできるのでプロキシサーバーの設定も不要です。 nuxt.config.ts 今回はSSRで行います。このような場合はNodeサーバーを使うためPM2でNodeのウェブサーバーを常時起動できるようにしておきます。詳しいPM2の説明は後ほど。 PM2 PM2(プロセスマネージャー2)はビルドインでロードバランスの機能がついているアプリケーションになります。このPM2がNodeJS(今回はNuxtJS)のアプリが365日常に起動されるように監視してくれます。 では、PM2をサーバーにインストールしましょう。もしローカルでLinuxで作業をしている場合は、PM2が起動するアプリを確認できるので同じようにPM2をインストールしてもOKです。 ではNuxtのプロジェクトのルート直下にecosystem.config.jsを作成し、下記の行を追加します。nameの部分は自分のアプリ名に変更しましょう。 次に下記のコマンドでPM2を起動し、NUXTのアプリが登録されるか確認してください。 実際にサーバーにコードを上げてから同じコマンドを実行します。 リポジトリをクローン では、UbuntuサーバーにSSHで接続をしたあとに、GitHubのリポジトリからNuxtのプロジェクトをクローンしましょう。もしローカルから直接ファイルを上げたい場合はSFTPなどでアップロードしてください。私はSSHクライアントはいつもMobaXtermを使っています。 Nginxのファイルを作成 Nginxをインストールしてコンフィグファイルを作成します。初めての人は理解するまでに時間がかかるかもしれませんが、それぞれのコマンドが何を操作しているのか調べるようにしましょう。 ではnanoなどのテキストエディタでNginxのコンフィグファイルを書いていきます。ここでとても重要なことを説明します。 今回のデプロイはPM2というプロセスマネージャーを使います。これで、127.0.0.1:3000にNuxtのウェブサーバーを常時起動させます。 それをNginxを使ってプロキシサーバーとしてロカールのPM2のウェブサーバーに飛ばすような形になります。 順番でいうと。。。 では、早速nginxのコンフィグを書いていきます。良い慣習としてetx/nginx/sites/available/にサイト名でコンフィグファイルを作成して下記の行を追加します。 listenはポートになります。通常は80番ポートにしてください。もしユーザーが他のポートでアクセスする場合は普通は、URLの最後にポートが必要になります。例:sankou.com:84 server_nameがホストマシンのIPアドレスです。もしドメインを取得している場合は、代わりにここにドメインを記載します。 proxy_passがPM2のアプリが起動しているURLを記載します。デフォルトで:3000なのでそのままでOKです。 ではNginxのテストをします。 OKがでれば問題なしです。 ファイヤーウォール もし80番ポート以外で設定した場合はポートを開けておくようにしましょう。 デプロイの確認 これでサイトのデプロイができました。 一応、このような感じになりました。 お疲れ様です。

NuxtにPiniaをインストールする方法

NuxtにPiniaをインストールする

今日はNuxtJSのウェブアプリのプロジェクトに状態管理システムのPiniaをインストールする方法を紹介します。 VueでPiniaを使ったことがある人、Nuxtのコンフィグファイルを触ったことがある人はなんとなくイメージがつかめると思います。 Piniaのインストール Nuxtのプロジェクトが設定できたところで、Piniaの公式サイトの説明に従いインストールを進めていきましょう。 コマンドラインから下記の通りPiniaをインストールします。 npmを使っている人はERESOLVE unable to resolve dependency tree errorというエラーが出るかもしれません。 その場合は、package.json:に下記の行を追加して、再度試してみて下さい。 次に、NuxtのコンフィグファイルにPiniaを登録します。 setup()の外でPiniaを使う場合 Vueの書き方で<script setup>があります。その外でPiniaを使いたい場合はpiniaオブジェクトをuseStore()に渡してあげるようにしましょう。慣習としてプロジェクトのルート直下にstoresディレクトリを作成してPiniaのファイルを格納するようにするようにします。 Piniaファイルを作成 ではsotesディレクトリ直下にJSファイルでPiniaを作成します。<script setup>に近い方法で書く方法を紹介しているので参考にしてください。この方法だとJavaScriptのやり方で書けるので見やすいと思いました。 イメージとしてはこのような感じになります。 お疲れ様です。

Nuxt3にPrimeVueをインストールする方法

Nuxt3にPrimeVueをインストールする方法

PrimeVueはVue.jsのUIライブラリでコンポーネントの数が多くお勧めです。今日は、SSR(サーバーサイドレンダリング)ができるVueベースのNuxtライブラリにPrimeVueを使う方法を紹介していきます。 Nuxtのプロジェクト まずは下記のコマンドでNuxt3のプロジェクトを作りましょう。 PrimeVueのインストール 次にPrimeVueをインストールします。 コンフィグファイルからインポート では、ライブラリをインストールしたところで、nuxt.config.tsファイルを開きます。 デフォルトでは何も記載されていません。 ではここにPrimeVueで使うファイルをインポートしていきます。インポートするファイルはPrimeVueの公式ページにあるので必要に応じて確認してください。 Nuxtのプラグインについて Nuxtではpluginsというフォルダーを認識して自動でVueアプリを作成する際にサーバー側でレンダーするかクライアント側でレンダーするか指定することができます。 フォルダーの構成はこのようにできます。 では公式ドキュメンテーションに従い、ファイルをインポートしていきます。 プロジェクトのルート直下にpluginsというフォルダーを作成して、primevue-plugin.jsファイルを作成しましょう。 例としてボタンのコンポーネントを使いたい場合はここで登録しておきます。Vueアプリのmain.jsと似たような感じですね。 ripple:trueはボタンなどで使われるアニメーションのことでデフォルトではfalseになっているので必要に応じて上記のようにtrueに設定してください。 コンポーネントの作成 では、PrimeVueのコンポーネントが登録できたところで、実際にNuxtでボタンを作ってみましょう。 pages/index.vueファイルを作成してデフォルトのランディングページを作成します。 詳しいページの作り方はこちらを参考にしましょう。 これで、テストサーバーを再起動するとPrimeVueのコンポーネントをFlexがちゃんとロードされていることがわかりましたね。 ではお疲れさまでした。

Nuxt.jsを始めよう:ページを追加する

Nuxt.js使い方

前回の記事ではNuxt.jsのセットアップの仕方を説明しました。 今日はNuxtを使ってページの追加の仕方、ラウティング(URLの設定)の仕方を説明します。Vueで構築したことがある人は、Nuxtのアプローチの仕方に関心されること間違いなしです。ユニークなレイアウトとroutingの設定方法に驚かされました。 pagesディレクトリ Nuxt.jsのルートディレクトリ(src)と同じ階層にpagesというフォルダを作成してみましょう。その中に例としてabout.vueのファイルを作成します。そうするとNuxtがこのフォルダを読み込みURLのrouting(ラウティング)をしてくれるようになります。 テスト用のウェブサーバーを起動してみてください。 まるで魔法の様です。しかし、これを読み込んでくれるおかげで、もともとあったapp.vueに変更が必要になります。 ではapp.vueを削除して、pagesの直下にindex.vueを作成してください。 このファイルがドメインの読み込み時に表示されるランディングページとして表示されるようになります。URLでいうと”/”です。 へえ。おもしろいですね。 では、URLをもっと複雑に設定したい場合は、pagesディレクトリにさらにフォルダーを作成してその中にvueファイルを作成してみます。 URL/products/index.vueはURL/productsのビューになり、URL/products/item.vueはURL/products/itemのビューになりました。 とても直感的です。 routerのパラメーター 以前にVue-RouterでURLパラメーターを設定できることを説明しました。URLにダイナミックなデータが入力されたときにそのURLのパラメーターを取得する方法です。例でいうとproducts/1やproducts/2などこの数字がユニークな商品のIDになることがあげられます。 このvueファイルは[id].vueの用に作成できます。 ファイル名の[]内にダイナミックにしたい名称を入れます。 これをuseRoute().paramsで呼び出してあげればOKです。 これでダイナミックなURLが完成できましたね。 NuxtLink しかし、このままではユーザーがURLに直接名称を入力しないといけないという非現実的な作業が発生してしまいます。ですのでナビゲーションバーを作成していきます。 NuxtLinkは自動的にインポートされるのでわざわざ<script>からインポートする必要がありません。 例としてトップページのpages/inedx.vueに下記の様にNuxtLinkを記載してみましょう。 ここで理解しておきたいのが<a>タグを使わないのでVueと同じようにSPAと同じように他のURLにアクセスができます。つまりページがリフレッシュされないのでユーザーエクスペリエンスが向上するということです。 レイアウト このままだとすべてのページにナビゲーションバーを設置しないといけないことになりますね。 そこでレイアウトを設定していくことにします。レイアウトはVueでおなじみの<slot/>で解決していきます。 ではプロジェクトのルートにlayoutsという名称でフォルダーを作成します。その中にdefault.vueを作成しましょう。 Nuxtが自動でlayouts/default.vueのファイルを監視して、<slot/>内にpageのビューを表示してくれるようになります。 カスタムレイアウト では、ページによってレイアウトが変わる場合はどうすればよいのでしょうか? その場合はlayoutsディレクトリ直下に別のレイアウトとなるvueファイルを作成して対応することができます。 例として、アイテムの詳細ページのレイアウトをlayouts/products.vueに作成します。名前は何でも良いです。 参考例として内容を下記の様にしてナビゲーションをフッターに移動しました。 では、このレイアウトを指定したビューに使えるようにするにはどうすれば良いでしょうか? この場合は、レイアウトを変えたいページのvueファイルに行きdefinePagemeta()を使用します。 参考例として、products/index.vueとproducts/[id].vueに下記のmetaを追加しましょう。 products/index.vue products/[id].vue これで、プロダクトページのレイアウトが変わったことが理解できましたね。 今日はNuxt.jsでページの使い方、レイアウトの使い方を学びました。 お疲れ様でした。

Nuxt.jsを始めよう

NuxtJSを始めよう

Reactを使っている人なら聞いたことはあるNext.js。そのVueバージョンがNuxt.jsです。Nuxt.jsはVue.jsをベースに作られたJavaScriptフレームワークです。サーバーサイドレンダリングが可能なので、より早く、SEO対策ができるウェブアプリの開発が可能になります。今日はNuxt.jsのバージョン3について解説していきます。 Nuxt.jsの強み Nuxt.jsの弱み また、ソースコードはGitHubのリポを確認してください。 Nuxt.jsを始める Nuxtのインストレーションガイドは公式サイトを参考にしました。コマンドでプロジェクトを作成していきます。バージョン3をインストールします。(Node.jsがインストールされていることが前提です。) ではライブラリがインストールされたところでデベロップメント用のサーバーを起動します。 これで初期のNuxtのセットアップが完了しました。 ファイル構成 nuxt.config.ts nuxt.config.tsはNuxtのコンフィグで使用するファイルでTypeScriptで構成されています。JavaScriptファイルの方が良い場合は.jsに変更することも可能です。このファイルでモジュールの登録やカスタムメタデータの登録をすることができます。また、ここにAPIキーなどのEnvironment Variable(環境変数)を登録することもできます。 app.vue デフォルトのルートコンポーネントになります。デフォルトでは、NuxtWelcomeのコンポーネントがマウントされるようになっていますが、これらのファイルはモジュールに埋め込まれています。Vueの場合はHelloWorldが通常のディレクトリに置かれているのでいちいち削除する必要がありましたがNuxtの場合は無視して削除する必要はありません。npm i でまたインストールされてしまうので。 .nuxt 開発の際にNuxt側で使われるディレクトリです。そのまま放っておいてください。 package.json おなじみのパッケージが一覧で記載されたコンフィグファイルです。npm i で記載されているライブラリがインストールされますね。 Welcomeページを削除 ではapp.vueにあるNuxtWelcomeを適当に入れ替えてみます。先ほども記載しましたがWelcomeNuxtのコンポーネントは削除しなくて良いです。 これでデフォルトのページがホットリロードされましたね。 お疲れ様でした。

JSひろば開発7日目:Vueアプリのデプロイとデザイン

JS-Hiroba-day7

JSひろばアプリもほぼ完成に近づいていきました。今日は最終的にvue-routerを入れて、URLで指定したコードのIDをコンソールに貼り付けできるようにします。これで、これからJSのチュートリアルを作成する際にリンクを貼り付けて、そこからサンプリコードを実行できるようにすることが目的です。 今後はユーザーがコードを登録できたり、シェアできるようにできたら楽しいなと思います。オープンソースなので皆さんでカスタマイズして試してください。 作業日 2022年12月28日 作業にかけた時間 6時間 合計作業時間 30時間 作業内容 モジュールインポートエラーの対応favアイコンの作成英語版に対応させるDBモデルの改修Google Analyrticsの追加ローディング画面の設定Vue-routerの追加 モジュールインポートエラーの対応 Vueアプリをnpm run buildのコマンドでプロダクション用にコンパイルするとデプロイしようとすると下記のエラーが出ました。 調べてみると、npmでインストールしたハイライトのプラグインのCSSをインポートしていることが原因の様でした。rollupでモジュール内のCSSをエクスターナルのファイルとして特例で設定しないといけないようです。 vite.config.jsで下記の様にbuildの部分を追加して再度npm run buildを実行したところ、問題が解決できました。 favアイコンの作成 Adobeのイラストレーターでブックマークに使われるアイコンを作りました。SVGで作成したのでデスクトップのブックマークでも画像がぼやけないようにしました。 英語版に対応させる 日本語だけだとユーザーが限られるので英語版に対応したアプリにさせます。このようにToggle(トグル)させるボタンをつくりRefでisJapaneseがtrueかfalseかを判定させるようにしました。このデータはPiniaに保管されグローバルにアクセスできるようにしています。 DBモデルの改修 では英語版に対応したデータがないのでDjangoのモデルを追加します。英語用のフィールドと難易度をチョイスで追加しました。 Google Analyticsの追加 Google Analyticsを追加しました。特に説明する必要はないと思いますが、headタグ内に用意されたscriptを配置しただけでOKです。  難易度のフィルター 次にコマンドの例を初級、中級、上級に分けてソートする機能を付けました。 ボタンが順番に表示されるようになり、それに合わせてデータがフィルターされます。 Vue-Routerの追加 最後に、データベースから引っ張ってきたコードはIDでURLの最後にくっつけます。これでブログとかでコードを指定して表示させたい場合は、URLでそのまま引用できるようになります。 で、検索されたコマンドがペーストされた後に、URLにIDを飛ばしました。 URLを監視する Vue-Routerを使う一番の理由である、URLから目的のコードをコピペされた状態にするということを達成するために、watchEffect()を使いました。 これでアプリのイニシャライゼーション(初期読込)の時とURLが変わったときにフェッチしたデータをコンソールにペーストできるようになりました。 とりあえず完成とします。あとは、Django側でデータを入れて、JSの記事に使えるか試してみます。 お疲れ様です。