Fedoraにリモートデスクトップをインストールして遠隔操作しよう

私は個人用のPCと作業用のノートパソコンを分けています。個人のPCから作業用のノートパソコンに遠隔で接続して操作したいときがありますよね。その場合に下記の方法があります。

  • SSHで接続してコマンドラインから操作
  • TeamViewerなどの遠隔操作ソフトウェアをインストール
  • MS社のRDP(リモートデスクトップ)をインストール

RDP(リモートデスクトップ)の場合はWindowsのホストPCからローカルのIPを使って簡単に遠隔操作が可能になります。またTeamViewerとは違い初期設定でローカルからのアクセスしか許可されていないので安全です。

違うネットワークからアクセスしたい場合には他の方法を考えるかポートフォワーディングをしないといけないですが、これでラップトップを遠隔で操作できるようになります。今日はFedoraで使えるコマンドを使いながら説明していきます。

FedoraにXRDPをインストール

XRDPはオープンソースでRDP(リモートデスクトップ)をLinux等にインストールできるソフトウェアです。

今回はLinuxのデスクトップを前提にしているのでサーバーにインストールする場合は先にデスクトップシステムをインストールしてUIを確保してください。

まずはOSのアップデートをしましょう。

#Fedora
sudoi dnf update

#Ubuntu
sudo apt-get update

次にXRDPをインストールします。

#Fedora
sudo dnf install xrdp -y 

#Ubuntu
sudo apt-get install xrdp -y

次に、XRDPをスタートさせます。

sudo systemctl enable xrdp 
sudo systemctl start xrdp 

#これでステータスを確認
sudo systemctl status xrdp 

ファイヤーウォールの設定

XRDPが使用する3389ポートを開けましょう。

#Fedora
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=3389/tcp
sudo firewall-cmd --reload 

#Ubuntu
sudo ufw allow 3389/tcp
sudo ufw reload

SELinuxの設定

システムでSELinuxによりXRDPのバイナリーのセキュリティ強化が必須になっております。下記のコマンドで設定しましょう。

sudo chcon --type=bin_t /usr/sbin/xrdp 
sudo chcon --type=bin_t /usr/sbin/xrdp-sesman 

これで使用できるようになりました。

接続情報の確認

では接続先のIPとユーザー名を確認します。

ifconfig
#192.168.0.134とか

whoami
#ユーザー名が返ってくる

RDPで接続

ではクライアント側になるwindowsのPCからRDP(リモートデスクトップ)を起動して説明してみましょう。

次にパスワードを聞かれるので入力して次に進みます。

そうすると、接続しますかと聞かれるのでYesをクリックします。

これで接続できるようになりました。

ちなみに接続先のPCですでに同じログイン情報でログインされている場合ははじき出されれるので先にログアウトしておきましょう。

トラブルシュート

下記のファイルパスにログが残るので確認してみましょう。

/var/log/xrdp-sesman.log

sudo nano /var/log/xrdp-sesman.log

このようなログが見れるので原因を探ってみましょう。

ログインできるユーザーの数を増やす

先ほど述べた

お疲れ様です。