Nuxt.jsの静的サイトジェネレータ(SSG)とは

Nuxt.jsとは Nuxt.jsはVue.jsフレームワークをベースにしたJavaScriptのフレームワークであり、Nuxt.jsのSSG(Static Site Generation)はその中でも特定の機能の一つです。 ではNuxt.jsで実際にコードを書く前にSSGについて知識を深めておきましょう。 SSGとは SSGは、静的サイト生成とも呼ばれ、事前にサーバーサイドでページを生成し、それを静的なHTMLファイルとして提供する手法です。これにより、クライアントのリクエストごとにサーバーがページを生成する必要がなくなり、パフォーマンスやスケーラビリティの向上が期待できます。 Nuxt.jsのSSGは、開発者がNuxt.jsを使用して静的なサイトを構築する際に便利な機能です。 Nuxt.jsのSSGの特徴 Nuxt.jsのSSGは、サーバーサイドで動的なデータの取得やAPIの呼び出しが必要な場合には、ビルド時に事前生成するデータを取得するための特別なメソッドを提供しています。 要約すると、Nuxt.jsのSSGは開発者が静的なサイトを効率的に構築できる機能であり、パフォーマンスやSEOの向上に貢献します。 Nuxt.jsを使用したSSGの短所 Nuxt.jsのSSGにはいくつかの短所があります。以下にいくつかの一般的な短所を挙げます: 以上が一般的な短所ですが、これらの制約はプロジェクトの要件や目標によって異なる場合があります。Nuxt.jsのSSGは、静的サイトのパフォーマンスやSEOの向上に役立つ機能であり、適切な使用場面で優れた選択肢となることがあります。 では、Nuxt.jsのSSGの短所も理解できたところでNuxt.jsの強みであるSSRと比較してみましょう。 SSRとSSGの比較 SSR(サーバーサイトレンダリング)とSSG(静的サイトジェネレータ)のパフォーマンスの違いを表にしました。 SSR SSG 最新のページを表示できる ★★★ ★☆☆ リスポンススピード ★★☆ ★★★ ホスティングの柔軟性 ★★☆ ★★★ ビルドのスピード ★★★ ★★☆ 上記に上げられたようにSSRと比べてホスティングに制約がないこととサイトのリスポンスが早いことは理解できましたがSSRに比べるとビルドのスピードが遅くなることと、SSRのようにページの柔軟性がなくなります。 また状況によってはSSRとSSGを組み合わせたハイブリッドのサイトを作成することも可能になります。 Nuxt.jsのプロジェクト作成 では下記のコマンドでNuxtのプロジェクトを作成しましょう。 ではデフォルトではapp.vueがランディングページになっていることを確認します。 ちなみにこの<NuxtWelcome/>のコンポーネントはライブラリから引用されるデフォルトのコンポーネントなので消してしまってOKです。 静的サイトのビルド では下記のコマンドで静的サイトをビルドしましょう。 ビルドが終わると.output/publictディレクトリが作成されウェブサイトに必要なファイルがコンパイルされましたね。この中にindex.htmlがあるのでクリックしてください。 これがSSGのエントリーポイントになります。 まとめ Nuxtを使うことでクライアント側のレンダー、サーバー側のレンダーを意識することが増えるようになります。またSSGを意識することによってさらにウェブ開発の見方が広がることになります。是非試してみてください。